今に生きる菅江真澄こと、秋田のとんじい、よもやま徘徊日記 公園と森の散歩、秋田の祭り、行事、踊り

西音内盆踊り、甚句、地口解説

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地口甚句は生粋の秋田弁で、今では使われなくなった言葉も多くあります。

管理人は秋田生まれの秋田育ちですが、その私でもわからないものが多数あります。

とはいうものの、他県の方にとってはほとんど理解不能ではないかと思い、独断と自己流で解説あるいは翻訳、意訳を試みることにしました。

地口、甚句の雰囲気を味わっていただければありがたいと思います。

正解率はおよそ70%ぐらいとご理解ください。

  • 西音内女ごは どこさえたたて 目にたつはずだんす
    手つきみてたんせ 足つきみてたんせ 腰つきみてたんせ
    • 何処へ行っても、何処へだしても
  • おどるてはねるて 若いうちだよ おらよに年いけば なんぼ上手に おどって見せだて 誰も見る人ね
      
    • 私のように年をとれば 注;昔の秋田弁では男女問わず自分のことを「おれ」または「おら」といいました。
    • どんなに上手に踊って見せても、私のように年をとっては誰もみてくれない
  • おらえのめらしこ 盆おどり始まりや 仕事さ手につかね 太鼓の拍子で 腰巻縫ったば 表さ裏付けた
    • おらえ  自分の家
    • めらしこ 娘 転じて女中、下女、奉公女の意にもなる
    • 語源は女童子かな?
    • ちなみに童子は「わらし」と読み、捨て子のことを「なげわらし」といいます。たとえば会社で窓際族のことを、あいつは「なげわらし」だなどと噂します。
    • 表と裏を間違えて縫い付けた
  • 内気なあんちやを 無理矢理引張って おどりこ見に行たば赤いけだしの おどりこ姿に えさなどもどる気ねぇ   
    • 家になんか
  • 出雲の神様 おどり子見でぁどて はるばるやって来た  上手におどれば 手帳さ控えて 嫁こに早くやる
    • 意味はお分かりでしょう、発想が面白い
  • 一杯気嫌で おどりこおどたば みなにほめられた いい気になりゃがて ほかぶり取たれば 息子におごられた
    • 怒られた
  • 隣の嫁こさ 盆おどりおせたば ふんどし礼にもらた  早速持て来て かがどさ見せたば 横面なぐられた
    • 教えたら
    • かがどさ  嬶へ  女房へ
  • 嫌だ嫌だは 女の常だよ うそなら引張て見れ   一寸引張れば 五寸もよて来て それでも嫌だとさ
    • 説明不用
  • 鉱山山師と 木材山師の 話しこ聞いたれば [#o36fc4e7]
      一人はラッパ吹く 一人はホラ吹く 聞く人あわを吹く
    • 言葉遊び
  • 夏は白服 冬は黒服 謝りゃ降服だ
      ふき大工ぁ屋根吹く めらし
    みじゃふく めくされまなぐふく
    • めらし  下女、女の奉公人、娘 語源は女童子か?
    • めくされ 眼腐れ 眼病病み
    • まなぐ  眼
  • んがえた奴と おらえんたやつと 料理屋さ飲みに行た
      酒の肴に なす漬け出されて しょぺぁがったなあ同役
    • 翻訳できるが意味がわからん、残念
  • 何処行くあねさん あゝなるからには よっぽど金かかった
      上から下まで こー薬だらけで じゃこうのにおいする
    • 化粧の濃い人をからかったんでしょう
  • あんさんあんさん おどりこ見るたて そんなに口開くな
      今だばええのも 春先などだば すずめこ巣こかける
    • ポカンと口あけて夢中で踊りを見ていると、口の中にすずめが巣を作るぞと、こんな風に地口でからかわれるんです。
  • おらえのお多福ぁ めったにない事 びん取てかみ結った
    お寺さ行くどて そば屋さ引っかがて みんなに笑われた
    • びん    鬢 髷の横の部分 
    • 今では髷など結う人はいませんので、たんにめかしこんでの意味でよかろうとおもいます。
  • あねさんあねさん お久し振りだよ あんさんまめですか   そう言って別れて 後ろ見だれば 大きなけつだこと!
    • 説明不用
  • おらえのあんこぁ 嫁ことてから 夜遊びさにゃぐなた
      夜遊びどころか 嫁こが大事で 座敷さ飾て置く
    • おらえのあんこ   我が家の息子
    • さにゃぐなた    しなくなった
       
  • 嫁こ嫁こと 三度呼ばたば ようやく返事した ゆべなの勝山 左さぶまげて おがわこたぎゃで来た
    • ゆべな  昨晩
    • 勝山   江戸時代中期の有名な湯女(女郎)で外出時には編み笠を被り、木刀をさしたという。転じて踊り子の被る鳥追い傘を意味したのであろう。
    • おがわこ  おがわ 携帯便器 以前農家では外便所のみであったため、夜は枕元に小型の木製たる型の携帯便器を置くのが普通であった。
      「こ」は秋田弁特有の接尾詞 「馬」は馬っこ 「汽車」は汽車っこ
    • たぎゃできた  「手に」もって来た
  • 南部茶釜は ロあんべぁえいどて 五徳さぶち上がて
      人目もかまわず いい気になりゃがて 水から湯をわかす
    • 口あんべぁえいどて  口が上手で 
    • 五徳さぶち上がて   五徳へ勢いよく上がって
      囲炉裏に置いた五徳の上で煮たぎっている南部茶釜の様子を擬人化して茶化しています。
      誰か町の者で、お調子が良くて傍若無人な振る舞いをする人をからかったものでしょう。

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    • 五徳とは? 囲炉裏の炭火の上において、茶釜や、鍋などをかけるための金物
  • 玄米一升で 桃こを買ったば 三つ四つまけられた
      揚句の果には 袋を忘れて 親父にぼだされた
  • おいだされた
  • おら家の嫁こぁ おらでさ来てから 万作続きです
      それから間も無く 十月ばかりで 年子さふた子もた
    • 年子の上に双子まで生まれた
  • 豊年だ 万作だ これあまたいい秋だ
      面白まぎれに もひとつおどたば かかぁ腹万作だ
  • わたしという奴ぁ わたしと云えども おまえの手にわたて  焼けばはなれる 焼かねばこげつく なかなかこわい奴
    • わたし   網わたし 魚を焼く網 
    • わたし   私
  • 男女の仲を魚焼きの金網にみたてて風刺した地口唄
  • 西モ内言葉を 黙って聞いてれば なんたらやらしぐねぇ
      えっぺぁならやんか びやっこなばだめだ んがだってんでねがしょ
    • なんたらやらしぐねえ なんともいやらしい
    • えっぺぁならやんか  いっぱいならいいのか
    • びゃっこなら     百個ならだめだ
    • んがだって      あんただって
    • んでながしょ     そうでないでしょ
    • 大略 「西音内言葉をみな卑下するが、みんなおんなじ言葉を使っているのだからおなじではないか」という意味だと思うが確信なし。秋田弁でも地方によってだいぶ意味、使い方が違うので、地元の古老に聞いて見たいです。

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